訪問看護というケアの形態はこれから先重要です

看護の現場としてケアの形態が変わりつつある日本

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様々なケアの形態

 

自宅で療養している人や高齢になって身体の自由が利かなくなった人などのところへ看護師が出向いて療養上の世話や医療的な看護を行うことを訪問看護といいます。
1992年に老人訪問看護制度がスタートして、全国に訪問看護ステーションが開設されるようになり、その数は1000、2000、3000…と増え続け、2012年4月現在で、6502ヶ所(届け出数)に達しています。
高齢化が進む中、訪問看護の役割はますます重要となり、この分野における看護師のさらなる活躍が期待されているところです。
訪問看護は介護保険や健康保険で利用できるため、高齢者に限らず、年齢も症状も様々な人が対象になります。
看護活動は利用者のかかりつけ医との連携のもとに行いますが、訪問先には看護師が1人で行くケースがほとんどです。
つまり、一人で対応できる看護知識や技術、的確な判断力が求められます。
仕事の内容が幅広くあることも特徴です。
利用者の状態によって異なりますが、訪問時には健康チェック(血圧や体温の測定)病状の観察とアドバイス、かかりつけ医の指示による処置、身体を清潔にする清拭、入浴や排泄のケア、褥瘡(床ずれ)の予防や手当て、リハビリステーションの指導、医療器具の管理、日常生活動作の訓練、アドバイスなどを行います。
さらに、自宅で安心して暮らせるよう日常生活や心の状態にも気を配り、家族ともコミュニケーションをとって相談に応じ、介護の疲れを癒すことも訪問看護の大事な仕事です。

 

訪問看護を仕事にしたいと望む人は少なくありませんが、従事者が4~5人という小規模の事業が多く、新人を教育する体制があまり確立されていないため、看護師の資格を取得してすぐに訪問看護師になるのはむずかしいといえます。
現状では、病院や診療所に就職して実習や臨床経験を積み、それから訪問看護の道へ進む人がほとんどです。

 

看護師の職場としては、訪問看護ステーション、病院や診療所の訪問看護部門、民間企業が行う訪問看護サービスの会社などがあります。
病院や診療所の訪問看護は、退院後の患者さんや往診を受けている人などの自宅に看護師が出向いて看護を行います。
仕事の内容は訪問看護ステーションと同様です。
訪問看護ステーションや民間企業などによる訪問看護サービスの会社では、24時間体制で訪問看護を受け付けているとこもあります。
また、常勤のほかに非常勤で看護師を雇用しているところも多く、働く環境はそれぞれの事業部によって多少異なります。