看護を取り巻く状況に応じ養成校のカリキュラムも改正

看護についての専門分野は養成校の講義と実践で学ぶ

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養成校で学ぶこと

 

●学ばなければならない単位は97単位以上
看護師になるための養成学校は、専門学校、短期大学、大学といろいろあります。
専門学校と短期大学は3年間、大学は4年間という修行年限の違いはありますが、どの学校であっても、そのカリキュラムは「保険師助産師看護師学校養成所指定規則」に定められた教育課程に準拠して作成されています。
この指定規則の内容は、看護を取り巻く状況の変化に応じて、いままでにも何度か見直されています。
1997年度には単位制が導入され、近年では2009年度からの入学生を対象にカリキュラムが改正されています。
また科目名表示から教育内容による表示に改められたことで、それぞれの学校が独自に授業科目を設定できるようになりました。

 

 

●基礎分野では一般教養としての知識を身につけること
基礎分野の教育内容は「科学的思考の基盤」と「人間と生活・社会の理解」です。
養成学校では最初にこの分野を学びます。
科目としては人文科学、自然科学、外国語、社会科学、保健体育などの一般教養科目といわれるものです。
幅広い分野の知識を得ることで、看護の対象である人間について理解を深め、またこれからの学習の基礎である、自ら学んで考えていく姿勢を身につけます。

 

 

●看護についての専門分野は講義と実習で構成される
専門分野では、いよいよ看護について専門的に勉強していきます。
それぞれの科目で、講義や実技、実習などを通して知識や技術を深めていきます。
専門分野「基礎看護学」は文字どおり看護学の基礎となるもので、看護とは何かから始まって、看護の役割や機能などを考え、また看護援助に必要な基本的な看護技術を修得します。
ベッドの整え方や患者さんの体の動かし方、各種医療器具の扱い方など、一つひとつ講義や実習を通して身につけていきます。
専門分野Ⅱは、次の5つからなります。

 

「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」では、それぞれ成人期(15~64歳)、お年寄り、子どもという、人の成長発達段階における身体的、精神的、社会的な事柄全般を理解し、看護のあり方や具体的な援助方法について学んでいきます。
「母性看護学」では妊娠・出産について、そのしくみや生理、看護技術、または新生児について学びます。
「精神看護」では人の心の働きや心の健康とは何か、また精神的な病について学びます。
このほか、専門分野には「在宅看護論」も含まれていましたが、2009年度のカリキュラム改正により、新たに設けられた「看護の統合と実践」とともに統合分野に分類されています。
統合分野では、これまで取り上げてきた各分野の学習内容を、より実践に近い形で学ぶことで、知識や技術を統合していきます。