基礎的な看護技術や手順を実習現場で修得する

睡眠時間も短く緊張する実習期間に得られる経験

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看護師になるための知識

 

●専門基礎分野では医学的な基礎知識と社会状況について学ぶ
本格的な看護を学ぶ前段階として、その土台となる知識を身につけるのが専門基礎分野の学習です。
「人体の構造と機能」で解剖生理学や栄養学などを、「疾病の成り立ちと回復の促進」で病理学や薬理学などを 学ぶことによって人体や病気のメカニズムについて理解を深めます。
「健康支援と社会保障制度」では公衆衛生学や社会福祉学など、看護を取り巻く社会の状況を学びます。

 

 

●実習では看護現場に厳しさと喜びにふれる
実習は大きく分けて、学内で行われる実技学習と、病院で行われる臨地実習の2つがあります。
実際に看護の現場に身を置いて、患者さんと向き合う実習は、看護を学ぶ上でとても重要なものであり、カリキュラムの約3分の1の時間を占めるものとなっています。
最初に行うのは基礎看護学の実習で、ダミー人形を用いたり、学生同士がお互いに練習台になったりして、基礎的な看護技術や手順を修得します。
基礎看護学の実習は遅くても2年次までに行われ、学外での臨地実習に臨みます。
なお、臨地実習を1年次から取り入れている学校も多く見られます。
学校によっては、基礎看護学の実習が終わったころに戴帽式が行われます。
臨地実習は母性看護学なら産科病棟や助産院に、精神看護学なら精神科病院にというように、各専門分野の領域にかかわる場所で行われます。
病院だけではなく、保健所や保険センター、訪問看護ステーションなどで行われることもあります。
学生は数人のグループで実習場所に行き、現場の看護師や担当教員などの指導を受けながら実習を進めます。
病棟などではそれぞれ担当の患者さんを受け持ち、その人の情報を収集してどんな援助が必要なのかを考え、目標を設定して看護を実践していきます。
看護の計画や日々の記録は毎日提出し、問題点の指摘や指導を受けます。
実際の看護場面で、患者さんの状態により計画どおりにいかないことも多く、講義だけではわからない現実の看護の厳しさにふれることもあるようです。
1か所の実習期間はおよそ2週間から3週間程度になっています。
ゆっくり寝る暇もないくらい忙しく、かつ緊張する毎日ですが、今後の大きなはげみになる患者さんの笑顔に出会えるのもこの実習期間です。